内容

和歌・文芸の領域はもちろん、日本人の生活全般にわたって深い関わりをもつ百人一首を、歌の解釈はもとより、歴史、選び方、カルタ、翻訳など、さまざまな角度から紹介し、その文明的広がりをさぐる。それぞれのテーマにそった版本、各種カルタ、翻訳本など、カラー口絵(16頁)収録。

目次

百人一首の世界 ─その文化的広がり(吉海直人)
藤原清輔「ながらへば」の歌の解釈をめぐって ─衰退史観・尚古思想(錦仁)
恋歌の消滅 ─百人一首の近代的特徴(岩井茂樹)
女子用往来と百人一首(小泉吉永)
歌留多になった小倉百人一首(江橋崇)
競技かるたの歴史と今後の課題(津久井勤・大平修身)
料理と百人一首(原田信男)
選 ぶ ─中国古典詩文の場合(井波律子)
百人一首と宝塚歌劇 ─「庶民」の娯楽と「少女」歌劇のあいだ(白幡洋三郎)
英訳百人一首の世界(ニコラス・J・ティール)
百人一首・歌一覧

紹介媒体

  • 日本経済新聞 朝刊

    2005年2月13日

    「ブックマーク」欄

  • 京都新聞 朝刊

    2005年2月20日

    「出版短信」欄

  • サライ 2005年7号

    2005年3月17日

  • 信濃毎日新聞

    2005年3月20日

  • 読売新聞 夕刊

    2005年4月4日

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