思文閣は、Art Basel Hong Kong 2023に出展いたします。
初出展となる Galleries では、戦後の日本において書の世界に新たな概念を吹き込み、造形芸術として世界に知らしめた “墨人” 森田子龍、井上有一を中心に、上田桑鳩、篠田桃紅らの作品を展観します。「Japanese Postwar Calligraphy in Global Context」を表題とする本展は、森田子龍「坐俎上」をはじめ、1950~1980年代の前衛書を出陳するとともに、作家の制作風景や雑誌・新聞など、多様なアーカイブ資料を揃え、これまでにない包括的な視点で、日本のみならず世界の芸術家たちに影響を与えた書芸術の美と精神をプレゼンテーションします。
また、ブース内の Kabinett では、須田剋太(1906-1990)に焦点をあてた展示を行います。須田は、戦後日本において徹底的な造型主義を貫いた作家です。彼は、1940年代以降、長谷川三郎、吉原治良、森田子龍らと交流し、「現代美術懇談会(ゲンビ)」のメンバーとして活動しながらも、頑として我が道を突き進んだ無二の画家であり、今まさに再評価が求められています。本展では、彼が1948年から70年代にかけて取り組んだ抽象作品に加え、彼が人生をかけた創造の先に行きついた晩年の書作品をご紹介します。
Art Basel Hong Kong 2023
SHIBUKAKU | ART BASEL HONG KONG 2023
2023.03.23(木)2023.03.25(土)
Booth: 3E05 Galleries & Kabinett
会場:香港会議展覧中心 <Google Maps>