思文閣は Frieze Masters 2022 に出展いたします。
日本の現代美術は1950年代半ば以降、そのスタイルが多様化し始め、各美術集団は、海外の美術動向を意識しつつ、鎬を削りながら意欲的に発展していきます。以後20年間は、創造性の沸点が加速的に上昇した時代ともいえるでしょう。
Frieze Mastersでは、1960年代から1980年代に至る、この挑戦的な時代の文脈に焦点をあて、具体の元永定正の1964年の大作から、墨人会の森田子龍、井上有一の前衛書、走泥社の八木一夫、鈴木治、宮永理吉の立体作品、そして山口長男、宮脇愛子らの作品を展観いたします。
プレゼンテーションのハイライトは、パブロ・ピカソの「Tete d’homme」(1969)。作家の晩年を代表するモチーフである銃士には、作家自身が投影されていると言われます。Lucie Rieのスパイラル文花瓶と共にピカソの装飾陶器「Spanish Pitcher」も出陳します。
Frieze Masters 2022
2022年10月12日(水)– 10月16日(日)
The Regent’s Park, London <Google Maps>
Stand A11
https://www.frieze.com/fairs/frieze-masters