Frieze Masters 2023

  • Frieze Masters 2023

思文閣は、Frieze Masters 2023において「いろとかたち」をテーマに、二人の作家・熊谷守一と福田平八郎をご紹介します。
対象の本質を掬い取ることで生まれる、色彩とフォルムの世界。それは、ごくささやかな箱庭の景のようでありながら、生きとし生けるものの美を等しく描き出しています。
そして、彼らのまなざしは、現代の人々が抱える苦しみに軽やかな示唆を与え、さまざまに形に変化し、巡る「いのち」の輝きに目を開かせてくれるようでもあります。
 
1950年代、アメリカを中心としたカラーフィールド・ペインティングの潮流より20年以上前に、日本の風土と観念によって育まれた守一と平八郎の芸術。本展では、彼らと同時代に活躍した山口長男、岡田謙三、池田遥邨、中村正義、そしてカラーフィールドの米女流作家・イヴォンヌ・トマス(Yvonne Thomas)の作品を展観いたします。
日本を代表する板画家・棟方志功のダイナミックな襖絵や、小川待子による現代陶芸にもご注目ください。
 
 
Frieze Masters 2023
2023年10月11日(水)– 10月15日(日)
Preview:11日(水)– 12日(木)
The Regent’s Park, London <Google Maps>
Stand A10