絵の具は、悠久の時を経た鉱石や貝殻。
キャンバスは、紙や絹。
人工物を一切用いず、自然との対話とかかわりの中で生まれてきた日本画は、八百万の神と生き、四季の移ろいと共に歩んできた私たちの営み、そのものといえるでしょう。
環境破壊や気候変動など、さまざま問題に直面し、持続可能な社会への一歩を模索する今、掛軸の形式から、ごくシンプルな木枠へと仕立て直した日本画は、私たちに多くのことを語りかけてくれ、それに耳を傾けるべき時が来ているように感じます。
西洋に対する東洋としての「日本画」ではない、「NIHONGA」というサステナブルな思想、その本質に触れていただく機会となれば幸いです。
NIHONGA: 21世紀の新たな提言
2022年10月19日（水）― 10月30日（日）
OGATA Paris
16 rue Debelleyme 75003 Paris ＜Google Maps＞
お問合せ：wanobi@shibunkaku.com
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