「みる」こと。それは、すべての芸術の源です。
私たちは、「見る」ことで、世界への理解を深め、探り、関係を結びます。
そして、「視る」ことは選択の行為でもあります。
作家たちは、その行為によって、対象――例えば、広大無辺の宇宙にある地球、夕日を受けて煌めく波間、都市の廃墟と建造物に埋め尽くされた山河、裏庭で花開く木槿、輪廻転生の中で息づく寺院の杉苔など、森羅万象あらゆるもの――との関係を築き、世界と近づいたり遠ざかったりしながら、自己を筆にのせ、作品に投影してゆきます。
「自然を見る・視る」をテーマとする本展では、作家の主観的意識を通した、距離そのものを主軸として、時代や国境・ジャンルを超え、彼らのまなざしを借りながら、世界を紐解きます。
台北当代 2023
台北当代2023
2023.05.12(金)2023.05.14(日)
南港展覧館 <Google Maps>
ブースE02
出品作家: 都路華香、川船水棹、富岡惣一郎、中村正義、本田健、吉川優、エレン・アルトフェスト、楊泳梁ほか