刊行してかなりの年数が経過しているため、シミなどの汚れがございます。予めご了承ください。

内容

『医心方』の丹波康頼の流れをくみ、江戸幕府の官医として漢方医学の指導的立場にあった多紀氏一統の履歴とその業績を、豊富な史料を基に、履歴・墳墓・交友・門人・医学館・校刻事業・歴世の著述などから跡づけた貴重な一書。昭和8年版の復刻で、新たに小見出しを付け読み易さを配慮し、また人名・事項索引を付して利用の便に応えた。

目次

序(富士川游)

緒言
多紀氏系図

第一章 多紀氏の履歴
 第一節 多紀氏本家の履歴
 第二節 多紀氏分家の履歴
 附 半井、今大路両氏に就いて

第二章 多紀氏の墳墓
 第一節 城官寺の墳墓
 第二節 諸所に散在せる墓碑

第三章 多紀氏の交友

第四章 多紀氏の門人

第五章 医学館
 第一節 沿革
 第二節 考試
 第三節 講書
 第四節 出版検閲
 第五節 施薬
 第六節 罹災
 第七節 補助町屋敷

第六章 多紀氏及び医学館の校刻事業
 第一節 多紀氏の校刻事業
 第二節 医学館の校刻事業

第七章 多紀氏歴世の著述


多紀氏年譜/引用書目/跋語

あとがき/索引(人名・事項)
 

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