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チャショノケンキュウチャジンノケンキュウ
茶書の研究・茶人の研究(全2冊)
末宗廣著作集
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体裁菊判・総1450頁
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刊行年月1981年01月
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ISBN4784202404
内容
茶人であり、めききでもあった著者は、同時に近代的茶道史研究の先駆者でもあった。秘庫に蔵せられた茶書を探り、厖大な数の茶人を記録し、茶道史研究に文献史学の方法を導入、新しい領域を切りひらいた著者の60余年の研究業績を集成。その発表論文の中から、茶道・茶人にかかわる研究を2冊に収める。
目次
〔Ⅰ〕
[近世著書の研究]
創始期の茶/鳥鼠集/茶器名物集と珠光一紙目録と/紹鴎陀の文/利休茶湯記/「利休の案内状」日附について/宗湛日記菜箪註解/重与会記/茶の湯百首/方圓齊「茶の湯百首」/瀧本坊數寄屋圖に就いて/宗旦の歌/宗旦示遺書/茶會記から見た仙叟宗室/久保勘兵衛書状/又玄夜抜萃/「又玄夜話」について/茖譚諸餘/靜隠茶話/花筒相博/羽箒相博/十三ヶ篠之博/表具之博
[茶書略解]
千家關係茶書文獻解題/茶書略解
[近代茶書の研究]
高等女學校國語教科書に扱はれし茶道教材/利休研究の研究/茶書解題/續茶書解題/茶書の紹介と其批判 雑纂 鷺の繪/利休堂/高山茶筅/茶筌の出来上るまで/袱紗と茶巾/會記に見る難語
〔Ⅱ〕
[利休]
利休を凝視して
[利休とその家族]
宗恩/千道安就て/道安歿年考/道安誓文/少庵/宗旦の我意
[初期茶人の研究]
紹鴎遺蹟/武野紹鴎の死に就いて/紹鴎と宗久との訴訟事件/宗久を想ふ/信長の茶道觀/茶人の墓
[近世茶人の研究]
珠光流の茶と不住庵梅雪/空願/ノ觀/南都の道六/松江隆仙は利休門か/山上宗二を懐ふ/山上宗二の歿年月日に就いて/道安/中島清延に就いて/茶人片桐石州/金森宗和/ノンコ考/ノンコ考補遺/藏崎五郎衛門/近衛豫樂院公/日々庵木崎得玄/坂本周齊は如心齊門か/坂本周齊に就いて/再び坂本周齊について
[近代茶人の研究]
田中宗卜/高橋箒庵/奥田正造/松山吟松庵/益田鈍翁/石黒況翁/圓能斎宗室/伊藤左千夫/西象庵/平瀬露香/佐々木三味/今泉雄作/小林逸翁/近重物安/歌より見たる茶人伊藤左千夫/子規と茶道/子規の茶会記/学究的だった松山吟松翁/懐石の文字の嫌ひだった吟松庵翁/茶人 田中仙樵翁伝/仙樵翁の茶道観
解説/著者略年譜/著者目録