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ウエムラロクロウセンショクチョサクシュウ03
上村六郎染色著作集 第3巻
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体裁A5判
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刊行年月1980年06月
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ISBN4784202617
内容
日本における染色学界の大先達であり、最長老である著者の永年にわたる研究の集大成。科学という専門を基に、古い文献の渉猟、日本はもちろん中国・インド・中近東・ペルシャ・インドネシア等の広汎な研究は世界的にも評価されているものである。現代染職家にとって必須の書。
目次
萬葉染色考
1 万葉集に現れたる衣服の色彩
序論 上代色料発見の経路
本論 万葉集に現れたる衣服の色彩
1 茜
2 紫
3 紅
附、鶏冠草
4 榛
5 橡
6 鴨頭草
7 藍
8 山藍
9 緑
附、刈安及び黄蘗
10 唐棣花
附、支子
11 垣津幡
12 子水葱
13 土針
14 芽子
2 万葉集に現れたる顔料
1 埴布(黄土)
2 曾保(赤土)
3 白粉
4 真朱
5 青丹
附、緑青
6 墨
3 其他の上代服色とその色料
1 蘇芳
2 桑
3 柴
4 墨
4 上代染色に関する二三の考察
附、誤られたる上代の服色
5 上代染色発達史の研究
6 中国及び我国上代黒染の研究
附、榛摺考
7 上代染料用植物の説明
1 茜
2 紅花
3 柴草
4 藍
附、山藍、若藍及び木藍、青黛並に藍澱
5 支子
6 刈安
7 黄蘗
附、黄蘗紙、その他
8 榛
附、栃の実といちひの実
9 櫟
10 蘇芳
11 桑
12 鴨頭草(鴨跖草)
13 花の色素に就いて
8 上代染料の染色法
1 茜根
2 紅花
3 紫根
4 藍
5 山藍
6 支子
附、欝金
7 刈安
8 黄蘗
9 榛
附、梅やしぶ及び烏梅
10 橡(櫟実即ちくぬぎの実)
11 柴染、墨染
12 蘇芳
13 桑
9 近世の染色用材料
『染物早指南』のこと
附録 上代染色研究のため参考にしたる文献
萬葉染色の研究
緒言
1 序説 万葉の色彩とその染色との研究について
2 上代染色通記
1 肇国当時の我国の染織文化について
2 飛鳥時代以前の染色
3 飛鳥時代の服色とその色料
4 天平時代の染色について
5 平安時代の染色
3 万葉染色の研究
1 色彩並に染色に関する万葉の歌
2 万葉集に現れたる染料並に顔料についての私見
3 茜染考
4 上代紫染の研究
5 橡色と鈍色
6 黒灰と黒土(万葉の榛摺に寄す)
7 はり桑の染色について(万葉の拓に寄す)
8 桃花褐の訓に対する疑問
9 万葉の色彩とその染色
4 上代染色に関する研究その他
1 上代阜染に関する一考察
2 氈につきての私見
附、万葉の氈と毳とにつきて
3 綿布の史的考察
4 二、三の上代染色について
1 橡染
2 浅黄染
3 丁子染
4 木蘭染
5 蓮の染色につきて
6 蘇芳紙及び蘇芳染の研究
7 黄蘗紙及び黄蘗染の研究
8 上代染色の化学的研究
9 法隆寺裂の染色の化学的研究
10 灰の量より見たる蘇芳染について
11 蛮絵に関する一考察
12 黄櫨染考
13 上代染色雑考
い 古代文化と藍
ろ 虎杖染
は 鼠尾草染
に 補遺
5 上代染料染色法
1 序
1 はしがき及び水のこと
2 煎じ様
3 煎じ釜
4 媒染剤-その一-
5 媒染剤-その二-
6 媒染剤-その三-
7 媒染剤-その四-
2 楊梅染
3 蘇芳染
4 紅染
5 柴染
6 榛染
7 黄染(支子、黄蘗、刈安、黄蓮、欝金)
8 檳榔子染
9 茜染
10 染色と灰
1 椿灰
2 にしこりの灰
3 ?灰
4 黄灰
5 真木灰
6 いす灰(柞灰)
7 辛灰
8 蜆殻の灰、蠣殻の灰
9 綿実灰
10 藁灰
11 芋梗灰、煙草灰
12 その他の灰
11 椿の灰について
編集後記
索引