日本における染色学界の大先達であり、最長老である著者の永年にわたる研究の集大成。科学という専門を基に、古い文献の渉猟、日本はもちろん中国・インド・中近東・ペルシャ・インドネシア等の広汎な研究は世界的にも評価されているものである。現代染職家にとって必須の書。
ウエムラロクロウセンショクチョサクシュウ06
上村六郎染色著作集 第6巻
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体裁A5判
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刊行年月1981年05月
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ISBN4784202641
内容
目次
ハワイ・アメリカ民芸の旅
はしがき
ハワイの花とレイの思い出
ハワイアン・ギター
地酒の味-ハワイのオコレハオ-
真珠湾を想う
雨降り花-ハワイのピンク・シャワーを想う-
海辺にて
ディズニー・ランドの色-渋い色について-
トイレット雑話
シスコの日本食
日本紙とアメリカの住宅
デイズ二-ランドとナッツ・ベリー・ファーム
アメリカの合理性と日本の芸術性
シスコの港街の料理
フラ・ダンスとストリップ・ショウ
日本街と中国街
メキシコ・タウンの思い出
アメリカの大学
タパを尋ねて
タパと中国
ハワイのタパ
ピシショップ博物館
ライマン邸記念博物館
ポリネシア・カルチュラル・センター
サモアとトンガの店
アメリカのタパ
タパの染色について
TAPAの染色に関する研究結果
別記
補遺
パンの木と和紙
タパと和紙
空の旅-いろいろの思い出-
愛の花束
旅つれづれ
バリーにて
はしがき
マロニエの並木
セーヌは流れる
ドイツのジョッキ
野菜と木の葉の食べ物
ヨーロッパの野菜
木の葉と食べもの
ヨーロッパの水
船の旅・音楽の旅
オルジョ二キーゼ号にて
魚の皮の着物
魚皮の衣服について-附長刀鉾の模品-
魚皮の衣服の概要
文献による魚皮衣
現存の古い魚皮衣と現在作られている魚皮衣について
ソ連の旅
ソ連の旅の思い出
ソ連買物心得帳
タイへの旅
南国の果物
旅を想う
シルク・ロードの旅-古代の色と染-
西域研究の思い出
ウルムチ(烏魯木斉)について
ツルファン
蘭洲にて
西蔵(チベット)の毛織物-プーローを主題として-
カトマンズへの旅
プーローについて
文献に現われたプーロー
プ-ローの用途
その他いろいろ
インドの謎
イラン・トルコ染織の旅
はじめに
トルコとイランの敷物
イラン・トルコの更紗について
イラン・トルコの染色について
故里を想う
帰郷
岩室の山水
日々好々-日本人は馬鹿じゃないか-
高度一万メートルの洗礼
越後・佐渡民芸の旅
はしがき
佐渡を想う-その民俗と民芸-
金太郎焼について
宿根木にて
小木の港
八幡の博物館と裂織
岩屋の観喜仏
身替り地蔵
松之山から小国への旅
越後の「しな布」
続・越後山北町の?布(まだ布)
雪の山北町にて-三たびしな布を訪ねて-
関川のまだ布
重要民俗資料としての?布
松郷屋窯について
その後の松郷屋焼
続・松郷屋の焼酎徳利
大衆相手の焼物“松郷屋”
歴史についての聞き書き
窯の数と窯じるし
五泉平の染色について
染色の方法
附・越後民芸雑記
葛塚縞
越後の紙衣と紙布
村上の山辺里織について
新潟県における「民族と染色」の調査書について
水原郷の庵地焼と山口人形
秋田の「ぜんまい織」について
秋田の「ぜんまい織」(続編)
民芸雑話
現代の世相と流行について-矛盾・背反・闘争と調和-
民芸運動についての一私見-協団と協会-
ヨーロッパの流行についての二、三の問題
ミニスカートを考える-新しいロンドンと日本-
流行の正体-ミニ・スカートの奥にひそむもの-
ミニ・スカート
流行色について
ゲバ棒その他
沖縄の民芸を想う
泡盛礼讃
民芸館と民芸村について
河井寛次郎先生を想う
丹波布
丹波布の美(序に代えて)柳宗悦
一 序説
二 丹波布のあとを尋ねて
三 丹波布の史的背景
四 丹波篠山在の染織について
一 しきみ(?又は樒)による茶染
二 そよご(さやご)による茶
三 ねばつつじ染の茶
四 刈安染の黄及び茶
五 萌黄染
六 紫色
七 櫨による黒染
五 丹波布の種類
六 しまぬきの研究
一 名称
二 糸
三 染色(い、黒色 ろ、茶色 は、藍及び紺色 に、藍緑色)
四 染代その他
七 幕末より明治への染色変遷史
編集後記
索引