内容

洋の東西を問わず厖大な典籍に裏づけられた広い学識とすぐれた歴史感覚、軽妙洒脱の文章で歴史的事象を身近に引き寄せる力量、東大史料編纂所において一貫して日本関係海外史料の調査研究に従事した著者が50年に及ぶ研究歴の間に書き残した論著を、今では入手困難なものを中心に全6巻に編む。

目次

[一] n八兵衛石 nキリシタンの雨乞い n子供の誓言 n支配者の威力 n聖像の顔と烏の目 n平清盛と夜啼き n徴兵逃れの俗信 n絵踏の心理 nn[二] n羅紗 nかぶととヤクの毛 n文明開化と食物 n煙草の伝来 n牛肉 n葡萄酒 nパン n南蛮文化と住生活 n蹄鉄とワラグツ nキリシタンのクリスマス nキリシタン百年 nキリシタン文学研究の意義 nn[三] n作硝法 nイザナギ・イザナミとアダム n麝香と黄金の鶏 n日曜日 n天正少年使節と舞踏会 n島原の乱と忍者 n「こんにゃく問答」考 n猩々遍歴 n焼絵考 n南蛮人と犬 n馬と馬具 n人と馬 n恍惚の犬 n日欧交渉史に見る日本人の本邦文化紹介 nn[四] nルソンにおくった小麦粉 n大坂落城 n『島原一揆報告書』 n戦国の子供たち n津軽とキリシタン n真珠と茶器 n青い目の弥次喜多 nオールコックと妖怪 nお蔭参り n献酬 n提督ペリーと角力 n日本の形儀 n天正遣欧使節と和蘭人リンスホーテン n安土のヤミナリヨについて nn[五] n縁切榎 n西郷さんの銅像 nモモンガア n詐欺師往来 n玉屋のツバキ n兵隊漫才 n現代に役立つ歴史と伝記 n幼年の友 n時代考証と歴史の虚構 n歴史小説についての対話 nn岡田章雄略年譜・主要著作目録 nn解説 片桐一男 n

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