内容

日本産業技術史学会は、産業技術に関する歴史について調査・研究を促進し、その成果を社会に還元することを目的として、1984年7月に設立された。産業研究の各分野、経済学、人類学、日本史、工学等の広範囲の専門家による学際的交流の下で、産業技術史研究の基礎確立を目指す。本誌はその研究発表の場

目次

■論文■
「座敷雛形」の成立とその変遷 ─住意匠としての「和風」の原像─(岡本真理子)
大阪砲兵工廠の創設(三宅宏司)
国家の技術政策と試験研究機関 ─府立大阪工業試験場の設立過程─(鎌谷親善)
日本の機械工学の開拓者・井口在屋(1) ─機械工学教育の形成過程を通して─(出水力)
大正後期における我国の被覆金属アーク溶接技術の発達について─(川村正晃)

■研究展望■
日本鉄鋼技術史(飯田賢一)

■資料紹介■
反射炉絵図と三浦乾也(岡田広吉)
「工学叢誌・工学会誌」について(葉賀七三男)
大正期の洋膠製造用流し枠(森田恒之)
大正期洋風住宅地伽羅橋園(安田孝)

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