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内容

日本近代の諸側面において多彩な役割を果たした「お雇い外国人」研究の新たな座標を提示した第二回国際シンポジウムの報告集。

目次

序(嶋田正)
 「ザ・ヤトイ」-一つの評価(ジョン・ホール)
 お雇い外国人研究の現状と動向(梅溪昇)

Ⅰ 記念講演
 発展と交流(永井道雄)
 お雇い事象と福井(アーダス・バークス)
 明治初年における福井人のカルチュア・ショック(杉原丈夫)

Ⅱ グリフィスとその周辺
 横浜居留地とW・E・グリフィス(内海孝)
 グリフィスの読書習慣が日本での仕事に与えた影響
 (山下英一)
 グリフィスの科学講義ノート(内田高峰他)
 明治開化におけるマーガレット・グリフィスの役割
 -啓蒙的女子教育の実態解明への手がかりとして-
 (碓井千鶴子)

Ⅲ 近代文明の伝達者たち
 生きた器械の再訪(ヘーゼル・ジョーンズ)
 お雇い外国人技師と工部省の技術官僚について
 (今津健治)
 開拓使に雇われたアメリカ人
 -異文化交流の一例として-(藤田文子)
 札幌農学校初期のアメリカ人教師たち
 -その開拓技術者としての側面-(秋月俊幸)
 社会観察者ならびに記録者としての西洋人
 -19世紀日本社会の諸相が見える“窓”-
 (フレッド・ノートヘルファー)
 異文化間の相互イメージの発展とお雇い外国人の役割
 -エドワード・ウォーレン・クラークの働き-
 (ダニエル・メトロ)
 一科学者の見た明治初期の日本
 -トマス・メンデンホールの「自叙伝ノート」-
 (リチャード・ルビンジャー)
 黎明期の日本に対するエドワード・S・モースの寄与
 (磯野直秀)
 工部大学校都検ヘンリー・ダイアー
 在日日本公使館雇フレデリック・マーシャル(横山俊夫)

Ⅳ 資料
 お雇い研究のための一次原稿及び印刷資料
 -ラトガーズ大学にあるW・E・グリフィス文書コレクション-
 (クラーク・ベック)
 グリフィス・コレクションについて(平泉浤祥)

「あとがき」にかえて(本山幸彦)

第2回「ザ・ヤトイ」国際シンポジウム・福井大会プログラム
 

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