内容

京都御所の清涼殿は、安政度(1855年)の造営である。造営にあたっては寛政度(1790年)の復古形式が踏襲され、現在に遺例のない古代宮室や寝殿造の結構がしのばれる。しかし、その復古の経緯についてはあまり知られていない。昭和52年の『清涼殿研究』に最近の学説などをとりいれ、新たに増補改訂された遺稿を、朝尾直弘教授と佐伯道之氏が編集。nn

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