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内容

明治初年に続発した一連の真宗門徒大決起の中から、本書では「越前護法大一揆」の詳細な分析を通して、その実態・経過・歴史的特質・地域性などについて、多面的・重層的にとりあげ、民衆運動の側から維新政権による「上からの近代化」を問い直す労作。図表多数収録。

目次

序章 明治初年真宗門徒大決起の研究視角

第一章 大決起の護法的側面
 明治政権の教化政策
 石丸発言、その波紋

第二章 展開過程、その顛末
 大野郡下の展開
 今立郡下の展開
 坂井郡下の展開
 大決起の顛末

第三章 諸要求、その主導的諸階層
 諸要求の基本視角
 攻撃対象及び主導的諸階層

第四章 官側の対応
 大決起主導者・出動者の処罰

 【付記・主要史料】
 Ⅰ今立郡小坂村村民取調書
 Ⅱ今立郡莇生田村・中村出動者の供述書
 Ⅲ大野郡下処刑者の供述書及び判決文
 Ⅳ大野・今立両郡下有期刑者の供述書等(抄)

 末端支配層の動向
 官側の支配強化

第五章 大決起の経済的背景

第六章 大決起の歴史的性格、その影響

結語

あとがき


史料・文献一覧
明治初年略年表
図・表一覧

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