1787年美濃大垣の蘭医蘭斎の娘として生れた細香は、すぐれた女流漢詩人、文人画家であった。画の師浦上春琴や多くの詩友、江馬家ゆかりの人々と書簡を交わし、また詩の師頼山陽とは深い敬愛のもとに終生交際を続けている。その多くの書簡から窺われるのは、江戸末期に志を同じうする人々と自由に往き来し精神の自立を獲得した知的な女性の姿である。
定価
9,350 円(税込)
本体 8,500円
在庫状況:
品切
エマサイコウライカンシュウ
江馬細香来簡集
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9,350 円(税込)
本体 8,500円
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品切
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体裁A5・364頁
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刊行年月1988年06月
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ISBN478420508X
内容
目次
第一編 江馬細香宛
江馬細香略伝
絵画の師
玉?/浦上春琴
山陽と頼家の人々
頼山陽/頼梨影/頼支峰/頼三樹三郎/頼立斎
京都在住の人々
小石元瑞/雲華/大倉袖蘭/池内大学/梁川星巌 他
大坂・阿波の人々
篠崎小竹/後藤松陰/宮本元甫/岡田周輔 他
美濃の詩友
村瀬藤城/神田柳渓/木村寛斎/村瀬秋水 他
近江の諸家
日野霞山/渋谷周平/宮村藍園/大塚雲渦 他
伊勢の諸家
富岡吟松/宮崎青谷/平松楽斎/斎藤拙堂 他
越前・越中の諸家
雪荘/鴻雪爪
尾張・信濃の諸家
山本梅逸/柴山東巒/古曳盤谷
江戸の諸家
小野湖山/稲毛屋山
第二編 江馬家の家族書簡
付録
江馬細香年譜
江馬家略系図
参考文献
あとがき
人名索引