第4回間中賞受賞

内容

近代西洋医学の十分な訓練と経験を積んだのち、鍼灸医学の世界に入り、長年研究と診療にたずさわった著者が、鍼灸の概念と歴史、その根底となった東洋医学思想を多くの古典の原文を紹介しながらわかりやすく解説する。中国伝来の鍼灸、日本式鍼灸、現代医学のいずれにも通じているべきことを主張しつつ、鍼灸治療への道案内をする。「序」山田慶兒

目次

第一部 鍼灸の概念

第一章 鍼
第二章 『霊枢』九鍼論
第三章 『霊枢』官鍼第七
第四章 日本の鍼法
第五章 灸


第二部 鍼灸の歴史

第一章 日本鍼灸史
第二章 ヨーロッパ鍼灸史
第三章 中国鍼灸史


第三部 東洋医学の基本理論

第一章 概論
第二章 全体感と弁証施治
第三章 陰陽五行学説
第四章 気・血・津液
第五章 経絡
第六章 臓腑
第七章 疾病の病因


第四部 弁証施治

第一章 四診
第二章 八綱弁証
第三章 気血弁証
第四章 臓腑弁証
第五章 病邪弁証
第六章 外感熱病弁証
第七章 治則と治法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加