内容

本書は、福沢諭吉(1835~1901)が安政2年大坂の緒方洪庵の適塾に入り、蘭学を本格的に研究した修学時代からはじめて明治15年『時事新報』を発刊するまでの約30年にわたる生活と事績を実証的に究明したものである。幕府外国方としての時期や特に書物商としての「福沢屋諭吉」に注目し近代的出版企業の内容・実態を明らかにした諸論は特筆に値する。

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