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中世東国の支配構造
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体裁A5判・410頁
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刊行年月1989年05月
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ISBN4784205543
内容
鎌倉府の歴史的性格を決定づけた武州河越合戦、鎌倉府体制下の相模守護のあり方、国人層とその関係、奉行人の軌跡、古河公方足利氏を生み出した東国の内乱=享徳の大乱の諸段階の検討など、室町・戦国期の政治過程を、更に钁阿寺文書・正木文書・喜連川家文書・福田家文書などの関係史料を検討。
目次
第一部 鎌倉府をめぐる諸問題
第一章 鎌倉府についての覚書
第二章 武州河越合戦に関する考察
第三章 室町時代の相模守護
第四章 下野長沼氏と鎌倉府体制
第五章 上杉氏奉行人島田氏について
第六章 上杉氏奉行人力石氏について
第七章 鎌倉府奉行人の一軌跡-前下野守義行の場合-
第二部 古河公方足利氏をめぐる諸問題
第一章 享徳の大乱の諸段階-武蔵の場合を中心に-
第二章 雪下殿御座所考-古河公方の政治基盤をめぐって-
第三章 足利晴氏についての覚書-とくに御座所変遷をめぐって-
付論 「嶋之 上様」のこと
第四章 足利義氏の御座所について-上総佐貫のこと-
第五章 古河公方足利氏の幼名について-晴氏と藤氏の場合を中心に-
付論 足利藤氏元服次第のこと
第六章 古河公方の家産管理について-御雑色・御厩者、御中居・御乳人論-
第七章 古河公方の右筆について-清氏のこと-
第三部 関係史料の検討と考証
第一章 鑁阿寺文書の再検討-古河公方研究のために-
第二章 鑁阿寺文書覚書-供僧十二院の干支の分析を中心に-
第三章 正木文書についての覚書
第四章 喜連川家伝来史料考証
第五章 福田家文書の検討
第四部 関係史料の外的研究-花押と印判-
第一章 足利義詮の花押について
第二章 足利持氏の花押について
第三章 足利政氏の印判について
第四章 足利義氏の印判について
第五章 結城晴朝の印判について-扇面黒印をめぐって-
第五部 室町期の寺社と権力
第一章 東国寺社領の構造と展開-下野日光山領の場合
第二章 中世東国寺社領の動向-下野鑁阿寺と武蔵戸守郷-
成稿一覧
あとがき
索引(人名/事項/地名/文書・史料名)