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近代西洋文明との出会い

黎明期の西南雄藩

杉本勲 編

  • 体裁
    A5判・300頁
  • 刊行年月
    1989年10月
  • ISBN
    4784205667

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内容

佐賀藩を中心とした幕末期の西南雄藩と近代西洋文明との出会い、またその受容の歴史を、関連する諸側面から掘下げ、近代化の諸相を明らかにする。

目次

Ⅰ 序説
 幕末洋学における西南雄藩の位置(杉本勲)
Ⅱ 佐賀藩における西洋技術の受容
 西欧文明との接触-佐賀藩と観光丸-(杉谷昭)
 在来技術と移入技術の接点-佐賀藩の鉄製大砲鋳造をめ ぐって-(長野暹)
 佐賀藩の技術選択-なぜ溶鉱炉を設けなかったのか-(飯 田賢一)
Ⅲ 科学・技術教育の推進
 英学校・致遠館(岩松要輔)
 長崎海軍伝習所と佐賀藩(羽場俊秀)
Ⅳ 西洋医学・博物学・蘭語学の展開
 佐賀藩の医学(酒井シヅ)
 鹿児島・佐賀の本草学史料-西洋博物学・農学受容の一 側面-(矢部一郎)
 シーボルトと“かえでの葉”-ライデン国立?葉館所蔵のタ カオカエデの葉の標本集に ついて-(大森實)
大庭雲斎の『訳和蘭文語』について(斎藤信)
Ⅴ 海外情報・文化受容の諸相
 海外情報と幕末の九州(向井晃)
 洋学的観点より見た史料『松乃落葉』-語いの分析による 西欧文化受容の例-(酒井泰治)

参考文献/関係略年表/索引(人名・事項)

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