江戸後期、和漢の文献に関する広い知識の上に、深い知性と鋭敏な感性をもって特異な文学を打ち立てた秋成、その意外と知られていない医師としての側面に光をあてる。医者としての働きぶりや、その師都賀庭鐘の存在、自らの著書『胆大小心録』にもみられる「医は意」をモットーとした彼の医の心などを探る異色作。nn
定価
2,030 円(税込)
本体 1,845円
在庫状況:
品切
ナニワノマチイシウエダアキナリ
浪速の町医師 上田秋成
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2,030 円(税込)
本体 1,845円
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体裁46判・178頁
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刊行年月1989年11月
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ISBN4784205748
内容
目次
発刊によせて(三島済一)
日本の医の歴史的概略
上田秋成の生いたち
秋成の養父と世相
大坂は学問発祥の地
秋成の青少年時代
秋成の医者修業時代
秋成の医学入門の書
秋成の医者生活
秋成の師・都賀庭鐘
医師秋成と『胆大小心録』
本草学と秋成の薬草
秋成時代の医師変遷
今日医学よりみた秋成
秋成の漢方医書箱
秋成と大坂
医師本居宣長と上田秋成
秋成の食生活と生命観
上田秋成の煎茶道
宣長・秋成の収入
医師上田秋成の妻たま女
秋成はなぜ医業を廃めたか
秋成の眼病
秋成の晩年と死
秋成、怪奇に憧れる
『雨月物語』『春雨物語』に医の話
秋成文学の一断章
秋成略年譜
参考資料
あとがき