内容

江戸後期、蘭学の発達と普及にもっとも貢献した蘭学の巨匠大槻玄沢。一関藩医の子として生まれ、杉田玄白・前野良沢に学び、自らも芝蘭堂を開き蘭学教育にあたった玄沢の医学・本草学・地理学など、広範にわたる研究活動を、各分野のエキスパートが論じる初の総合研究書。

目次

大槻玄沢小伝(佐藤昌介)nハイステル『瘍医新書』の翻訳(吉田忠)n『解体新書』と『重訂解体新書』(酒井シヅ)n大槻玄沢と西洋物産学(宗田一)n大槻玄沢の西洋薬物学・博物学への感心と受容紹介(矢部一郎)n『環海異聞』の成立をめぐって(石山洋)n『砲術備要』序録にみる玄沢の考証(所壮吉)n大槻玄沢の語学力(鳥井裕美子)nn〔付録〕大槻玄沢年譜・大槻玄沢の著訳書一覧・玄沢の称号、書斎号(堂号)の一覧n 大槻玄沢参考文献目録n 索引(人名・事項)n

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