カバーなど書籍の外装にかなりの汚れ・傷がございます。詳細は営業部までお問い合わせください。

内容

魚雁とは手紙・書礼の意である。肥後細川家に伝わる膨大な史料の中から、信長・秀吉・家康をはじめ細川幽斎・三斎父子、ガラシャ夫人、春日局、沢庵和尚など、その人物像を生々しく伝える書状類を紹介する「魚雁集」と、吉原女郎と宮本武蔵の逸話や、細川三斎の用いたローマ字印など、史料に残る興味深い話題を取り上げた「懐徳録」を収める。

目次

魚雁集

信長の書状
光秀の書状
羽柴秀吉の起請文
細川幽斎・千宗易連名の書状
霜女覚え書-秀林院様御果てなされし次第の事-
細川幽斎夫人のふみ
細川忠興夫人のふみ
春日局のふみ(一)
春日局のふみ(二)
高山右近訣別の書状
教皇シスト五世が右近に送った書簡
徳川家康の書状-石田三成生け捕りの知らせ-
有吉立行の妻まんのふみ
八代細川重賢夫人由婦姫の手紙
七代細川宗孝夫人友姫のふみ
細川三斎の書状に見る食生活
細川幽斎より宥法師へ
沢庵和尚から千宗旦への書状
頼有から頼長への譲状
十二代細川斉護夫人益姫のふみ
細川頼之の書状
大休正念尺牘
忠興の書状に見る寛永時代のトピック
細川頼春と無涯仁浩
細川勝元の九郎宛書状


懐徳録

アンコールワットの肥後人
肥後の銘花
殿様の日常
肥後の鳳凰
南禅寺の塔頭天授庵
先祖の画像
歴代詩文歌集
細川幽際の処世の和歌
ぬかみそと細川三斎
ガラシャ夫人の最後
細川三斎の医師と薬
舞台裏の人
北九州の関ヶ原
武蔵と沢村大学
信長、光秀、秀吉自筆書状
信長、秀吉を手玉にとった公卿
本能寺の変と細川家
本能寺裏話
細川忠興、光秀を語る
秀吉風流
細川忠興のローマ字印
文芸に生きた戦国武将
英彦山
関ヶ原
古今伝授
肥後の茶道
名菓“カセイタ”
崇伝と天海
三代将軍と忠利と沢庵
武蔵と吉原女郎
忠利肥後に入る
松井と細川
元和以後家の大事
八代の染韋と霊符
九州諸大名と細川
松井康之
藩財政の困難
能と細川家
細川石と重ね山
黒田博士と文暁
秋山玉山先生
宝暦の料理
吾が家の人口
波奈之丸
杉谷雪樵
維新と細川家
長岡雲海公(一)
長岡雲海公(二)
肥後の陶磁器
戦国武将の末裔

あとがき

紹介媒体

  • 京都新聞

    1993年1月21日

    出版通信

  • 朝日新聞

    1993年4月2日

  • 日本経済新聞・朝刊

    1991年2月24日

    「短評」欄

  • このエントリーをはてなブックマークに追加