日本図書館協会選定図書

内容

近世の上方学問・文化の基礎となつた含翠堂と懐徳堂は、商都大坂の町人たちにとって「開かれた和漢学舎」であり、独自な色合いをもって進取の学風を生み出し、多彩な足跡を残した。本書は、新しい知見を加え、この二学舎の諸側面にふれ、あわせて関係諸記録も収録した、大坂学問史の一端を明かす好著。

目次

大坂の学問史について
近世大坂の学問
含翠堂では何を勉強していたか
河瀬菅雄とその墓碑について
含翠堂・懐徳堂ゆかりの神光寺について
含翠堂(土橋)文庫の由来と整理
『平野含翠堂史料』あとがき
含翠堂顕彰碑文
含翠堂旧阯碑建立趣旨
懐徳堂について?大阪大学の一源流
懐徳堂における儒学と町人
新出の新造学校観光院図について
懐徳堂と西村時彦(天囚)
西村天囚と「日間瑣事備忘」
懐徳堂記念会
「懐徳堂・友の会」の発足にさいして
『懐徳堂文庫図書目録』序

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