第4回矢数道明賞受賞

内容

永観2年(984)、鍼博士丹波康頼は300年にわたって中国より輸入された医書をもとに医学・本草・養生に関する30巻を撰述した。本書は、長く日本医学の古典として重用された医心方の成立から伝写・刊行の経緯、現代に伝わる伝本の書誌学的研究など、古代から現代に至る医心方の伝来を通してみた異色日本医学史。

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