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定価
4,180 円(税込)
本体 3,800円
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タイカノカイシンシロン01
「大化改新」史論 上巻
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体裁A5判・300頁
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刊行年月1991年09月
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ISBN4784206515
内容
『日本書紀』に記されている「大化改新」像に間題はないのか-『書紀』編者の史観と構成による「大化改新」に疑念を抱いてきた著者の20年間にわたる模索と検証の成果を集成。上巻では、舒明天皇即位の紛争事件、上宮王家滅亡事件、蘇我本宗家滅亡事件を検証し、下巻には「大化」期の政治過程、「大化改新」と律令制、「大化改新」論覚書などを収める。
目次
序章 主題の設定-「大化改新」研究史の反省から-
第1章 舒明天皇即位時紛争事件
第1節 舒明天皇即位前紀の史料批判
第2節 推古朝政治の基調
第3節 事件の起点
第4節 推古朝における田村王子
第5節 事件の展開と結果
第2章 上宮王家滅亡事件
第1節 「大王」号と「天皇」号-序論的に-
第2節 皇極紀2年10月戊午条の史料批判
第3節 蘇我氏の構造的矛盾
第4節 皇極紀2年11月丙子朔条の史料批判
第5節 事件の展開と結果
第3章 蘇我本宗家滅亡事件
第1節 蘇我「蝦夷」・「入鹿」の名
第2節 「国司」の任命と「無改換」問題
-いわゆる、大化の東国「国司」の前提-
1皇極紀2年冬10月己酉条文の意味
2当時の飛鳥宮廷の状況
3「国司」の任命
4いわゆる大化の東国「国司」との関連
第3節 皇極紀事件関係記事の史料批判
第4節 反蘇我本宗家勢力の形成
1事件前夜の飛鳥宮廷
2中流官人結合の形成
3葛城王子・蘇我山田石川臣麻呂との結合
第5節 事件の展開と新政権
あとがき
索引