地域史・技術史・流通史に先駆的な業績を残した著者が「地域史をどう書くかということではなくて地域社会の中から歴史をどう描くか」を課題として、中世後期の地域社会における民衆生活の全体像を、支配関係・村落共同体・差別構造・技術・信仰などから重層的に明かそうとした珠玉の論集。
定価
9,680 円(税込)
本体 8,800円
在庫状況:
残部僅少
ニホンチュウセイノチイキトシャカイ
日本中世の地域と社会
定価
9,680 円(税込)
本体 8,800円
在庫状況:
残部僅少
-
体裁A5判・496頁
-
刊行年月1992年11月
-
ISBN4784207554
内容
目次
第一編 中世における地域
Ⅰ和泉国とその周辺
第一章 地域史研究の課題
第二章 日本中世における地域社会-和泉国を素材として
第三章 惣村の構造
第四章 日根荘をめぐる諸問題
Ⅱ東アジア地域
第一章 10世紀-13世紀の東アジア
第二章 日宋交渉の歴史的意義
第三章 中世後期における日本の内と外
第二編 中世における流通と都市
第一章 日本中世商品流通史研究の問題点
第二章 中世の分業流通と都市
第三章 戦国期の交易と交通
第四章 日本中世後期の港湾都市
第三編 中世人の技術・生活・信仰
第一章 中世の土木と職人集団
第二章 庶民の一年と一生
第三章 北野社家日記について
付編
Ⅰ日本中世の社会と経済
Ⅱ中世村落生活と信仰
解説(高橋修)
三浦圭一さんと地域史研究(大山喬平)
あとがき(編集委員会)
初出一覧
索引(事項/地名・寺社名/人名)
紹介媒体
-
日本歴史・8月号
1994年8月
鈴木敦子
-
史学雑誌103-6号
1994年7月
榎原雅治