内容

寛政11年越中高岡の町医の子として生まれた長崎浩斎は、高峯幸庵から西洋流眼科を、三木屋〓洲翁に漢詩を学んだ後、文化14年に江戸に遊学、大槻玄沢の門下に入る。本書は玄沢と浩斎の往復書簡を中心に、長崎家に遺る書簡、写本、版本などの紹介を通して、当時の地方の蘭方医家の様子や、江戸と地方との交流に光をあてる。n

目次

第一部
 問題の所在
 長崎浩斎の名・号
 長崎浩斎の江戸遊学-東遊襍録-
 大槻玄沢と長崎浩斎の往復書翰
 主要なる書入れ
 主要なる軸物・一紙文書
 長崎浩斎の年譜・系譜・系図

第二部
 長崎浩斎略伝
 長崎浩斎関係資料から判明せる注目の諸点


付1 長崎家蔵書目録(略稿)
付2 長崎浩斎資料関係文献目録

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