シキンザンコフントイシヤマコフン

紫金山古墳と石山古墳

京都大学文学部博物館図録

京都大学文学部考古学研究室 編

  • 体裁
    B5
  • 刊行年月
    1993年04月
  • ISBN
    4784207724

カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

昭和22年から26年に梅原・小林両博士の指導により発掘された紫金山と石山の両古墳は、新視点から古墳時代の理解を大きく転換する契機であった。古墳の被葬者の歴史的性格を問題にした古墳時代中期の設定、伝世鏡論、同范鏡論など、古時代に関心をもつ人々に大きな衝撃を与えた。京都大学文学部博物館‘93春季企画展に際し作成したものである。

目次

はじめに
Ⅰ 図説紫金山古墳と石山古墳
 1 紫山古墳と石山古墳
 2 鏡の生産
  国産鏡の生成/中国鏡の模倣/?製三角縁神獣鏡/2種類の国産鏡/?製三角縁神獣  鏡の制作技術/伝世した鏡
 3 腕輪形石製品の創出
  貝殻から腕輪形石製品へ/鍬形石の変化/直孤文
 4 玉類の変化
 5 石製模造品と祭祀
  新たな祭祀/農工具の石製模造品/さまざまな石製品
 6 武士
  鏃/刀・剣・槍
 7 甲冑の変化
  紫金山古墳の短甲/短甲の改良/冑
 8 埴輪の発達
  古墳と埴輪/家と倉/器財埴輪と水鳥形埴輪と鳥形装飾
Ⅱ 紫金山古墳
 墳丘と石室
 副葬品
  鏡/筒型銅器/玉類/貝輪/腕輪形石製品/紡錘車形石製品/甲冑/刀剣/鏃/農工  漁具
Ⅲ 石山古墳
 墳丘と粘土槨
 副葬品
  鏡/玉類/琴柱形石製品/石製模造品/槍/盾/巴形銅器/鏃/農工漁具
Ⅳ 短考小論
 1 副葬品からみた古墳時代の前期と中期
 2 紫金山古墳の?製鏡
 3 4世紀における短甲の変化
 4 石山古墳の埴輪配置
参考文献

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