内容

平家物語は盲人の語りとして発展し、それを筆記する人があって初めて今日に伝わっている。その流派独自の語り本が成立・流伝する中で、様々な異本が存在した。本書では12巻の覚一本を最も信憑すべき伝本と見、覚一本を読む中で気づいた諸点をあげながら、その成立根拠を確認し覚一本から派生した八坂流本の成立流伝に注目すべき本文を引用して、比較・検討した。平家物語研究に新たな知見を提供する一書。n

目次

はしがき
平家物語巻一
平家物語巻二
平家物語巻三
平家物語巻四
平家物語巻五
平家物語巻六
平家物語巻七
平家物語巻八
平家物語巻九
平家物語巻十
平家物語巻十一
平家物語巻十二
結語

附 平家物語巻六(八坂流甲類本)

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