上横手雅敬先生の京都大学総合人間学部教授退官を機に、最新の研究成果をまとめた意欲的論集。
定価
15,400 円(税込)
本体 14,000円
在庫状況:
品切
コダイチュウセイノセイジトブンカ
古代・中世の政治と文化
定価
15,400 円(税込)
本体 14,000円
在庫状況:
品切
-
体裁A5判・680頁
-
刊行年月1994年04月
-
ISBN4784208186
内容
目次
はじめに
Ⅰ 政治と権力
奈良朝《謀反》顚末論(西山良平)
古代御輿考-天皇・太上天皇・皇后の御輿-(橋本義則)
摂関政治の衰退(元木泰雄)
寺社問題から見る院政の成立(美川 圭)
摂関家領荘園群の形成と伝領-近衛家領の成立-(川端 新)
東大寺大仏の再建と公武権力(久野修義)
牧の方の出身と政治的位置-池禅尼と頼朝と-(杉橋隆夫)
戦国期の地域権力と官途-毛利氏を素材として-(今岡典和)
明正践祚をめぐる公武の軋轢(今谷 明)
桂園体制形成期の政友会の組織改革と原敬(伊藤之雄)
Ⅱ 国家と制度
日本古代の官印-八世紀の諸国印を中心として(鎌田元一)
勅符論(吉川真司)
上日帳について(栄原永遠男)
本座勅許(本座宣旨)の成立(酒井宏治)
受領成功の展開(上島 享)
中世国家と公家新制-制度的普遍性を検討するために-(谷口 昭)
「国持大名」論考(笠谷和比古)
Ⅲ 文化と社会
国家仏教と行基(本郷真紹)
王朝貴族と「不老不死」(井上満郎)
東大寺領木津木屋所の歴史的位置-発生期の間との関連で-(小林保夫)
「花園説」の源流と相承の系譜-『春玉秘抄』の成立と伝来の過程を手懸かりとして-(田島 公)
中世的荘園年貢の成立(勝山清次)
袖判について-源頼朝の下文に関連して-(綾村 宏)
後鳥羽上皇の政治と文学(上横手雅敬)
中世瀬戸内海における海賊衆の成立-能島村上氏を中心に-(山内 譲)
大坂石山寺内町の空間構造(仁木 宏)
あとがき
執筆者一覧
紹介媒体
-
史学雑誌103-10号
1994年19月
上杉和彦
-
日本歴史1月号
1995年1月
木村真美子