ニホンキンセイセンショクギョウハッタツシノケンキュウ

日本近世染織業発達史の研究

貫秀高 著

  • 体裁
    A5・780頁
  • 刊行年月
    1994年09月
  • ISBN
    4784208526

内容

近世において、大規模産業として成長し、文化・生活の向上に大きな役割を果たした染織業。本書はその発達の推移を、生糸の輸入状況や技術の発達などの関連において、詳しく分析した労作。

目次

序説 中世染織業の生産と流通

【織物篇】

第1章 近世における生糸と織物の輸入
第2章 近世における製職技術の伝播と普及
第3章 服飾―衣服生地の変遷と産地の動向
第4章 近世織物業の発達―概観
第5章 近世初期の絹織物業の二局構造―西陣機業と地方産地―
第6章 近世中期の絹織物業の構造変化と麻織物業の変遷
第7章 近世末期の絹織物業の繁栄と動揺
第8章 18世紀後半期以降の綿織物業(縞木綿・小倉織・絣)の発達
第9章 18世紀後半期以降の西陣機業の推移と京都・江戸絹織物市場の動向


【染色篇】

第1章 染色技術の発達・普及と技術の伝播
第2章 近世染色業の発達
第3章 近世初期の染色業の発達―京都と地方―
第4章 近世中・末期の染色業の発達―紺屋の普及と型染の発展―
第5章 染色業における対立・競合
第6章 染色業における殖産興業―染料を中心として―
第7章 近世中期以降の京都染色業の動向

紹介媒体

  • 毎日新聞・朝刊

    1994年10月20日

    「生活経済きょうと」欄

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