内容

京都大学総合人間学部に残されている「三高の白金坩堝」をきっかけに始めた京都大学のルーツを探る旅。大阪舎密局に始まるその歴史を多数の資料・文献の調査に基づき、化学史という視点から解き明かす。

目次

第1部 京都大学への序章
  第1章 関西における化学史
  第2章 幕末期の化学の状況
  第3章 化学史からの大阪舎密局
  第4章 明治中期の教育制度の進展

第2部 近代化学事始めとその後
  第1章 大阪舎密局と京都大学
  第2章 リッテルと東京理学社
  第3章 大阪舎密局の化学史的遺産
  第4章 思い出をめぐって
    1)長崎分析窮理所の今昔
    2)久原躬弦の化学への関心
    3)京都舎密局の三表札
  第5章 写真が取り持つ縁について
    1)宇都宮三郎年譜とハラタマ居宅の一、二の問題
    2)明治初期の神戸病院
    3)神戸病院総轄・森信一(龍玄)像を求めて
    4)ボードウィンを囲む学生たち
    5)ヴェダーのみた幕末・維新期の医学の実情
    6)ガワー兄弟
  第6章 雑誌『我等の化学』について

紹介媒体

  • 朝日新聞・夕刊

    1995年7月14日

    「ひと」欄

  • 歴史読本

    1995年19月

    新人物往来社

  • 読売新聞

    1995年8月26日

    インタビュー

    「ブック」欄

  • 金属65-11号

    1995年11月

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