今日の日本社会の母胎となっている前近代の社会と、その文化の構造を理解する一環として、前近代社会において大きな力をもった公家(貴族)および武家という固有の階層に焦点を合わせ、それらの身分・秩序の形式や職能の持つ意味、役割を浮かび上がらせる論考17篇
定価
8,580 円(税込)
本体 7,800円
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体裁A5判・444頁
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刊行年月1995年01月
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ISBN4784208917
内容
目次
Ⅰ 公家と武家の諸相
天皇・貴族・武家 (村井康彦)
武家社会研究をめぐる諸問題 (笠谷和比古)
散位と散位寮 (瀧浪貞子)
「後宮」の成立 (橋本義則)
藤原道長の禁忌生活 (加納重文)
九条兼実の家司をめぐって (西山恵子)
地方武士の文芸享受 (源城政好)
室町期武家故実の成立 (川嶋將生)
中世門跡寺院の組織と運営 (下坂守)
Ⅱ 貴族とは何か
漢代の貴族 (大庭脩)
門閥貴族から士大夫官僚ヘ (竺沙雅章)
イスラム世界における貴種 (三木亘)
11~12世紀のビザンツ貴族 (井上浩一)
フランス中世の貴族と社会 (江川溫)
日本古代における「貴族」概念 (朧谷寿)
貴族・家職・官僚制 (谷口昭)
近衛基熈延宝八年関東下向関係資料 (名和修)