内容

木・火・土・金・水の五行の元素を各巻タイトルにし、民衆生活への親密性・平易性・日常性を視座に日本史を綴る。五つの元素は歴史を通じて人間を構成しながら、時代の特徴を生み出して日本人を支えてきた。その分析を試みるのが本書のねらいである。各巻は思想・産柔・生活・風俗・信仰・特論の5篇からなり、カラー口絵8頁と解説を付す。

目次

変革のなかの火(林屋辰三郎)

日輪受胎
 -中世王権と想像力- (西山克)

火を使うなりわい(笹本正治)

火による生活の変化(飯島吉晴)

料理と器(熊倉功夫)

火・煙・灰
 -神仏の霊力をめぐって- (西口順子)

火葬と土葬(新谷尚紀)

紹介媒体

  • 毎日新聞・夕刊

    1996年8月23日

    岡本健一

    「歴史万華鏡」欄

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