内容

新出『奥の細道』は芭蕉真筆か 新出本に対する著者の考えを豊富な事例をあげつつ述べるとともに、偽物が多いと定評のある芭蕉作品の真偽をめぐる諸種の話を披露する。

目次

一 『奥の細道』自筆本を疑う-誤字・宛字をめぐって-

二 紀行と俳文
 自筆と模写
 俳文-改作と存疑-

三 俳論-仮託と偽書-
 「二十五条」など
 「行脚掟」

四 書簡
 偽簡-筆蹟と内容-
 偽簡集-『翁反故』-
 同文二通

五 懐紙と短冊
 「象潟」の懐紙
 「敦賀」の短冊

六 発句と連句
 誤伝・存疑-五百余句-
 代作-芭蕉の曽良句-
 句主-「下京や」など-
 作者名の変更-「八九間柳」の巻-

七 仮託の創作 『花屋日記』-「枯野抄」-

八 印章
 偽印-1.0ミリの誤差-
 芭蕉の関防印

九 芭蕉の句碑

付1 『奥の細道』自筆本-真偽論資料-
付2 「癖字」と異体字-『奥の細道』中尾本の場合-


参考文献
あとがき

紹介媒体

  • 読売新聞・夕刊

    1997年11月6日

    岡部知子

    「文化」欄

  • 京都新聞

    1997年11月9日

  • 京都民報

    1997年11月16日

  • 歴史と旅1月号

    1998年1月

    秋田書店

  • 朝日カルチャーセンターらうんじ

    1998年1月

  • 北海道新聞

    1997年11月30日

    「視標」欄

  • 毎日新聞・朝刊

    1997年12月26日

    「真贋の細道」

  • 週刊読書人

    1997年11月28日

    岩月通子

    「俳句」欄

  • 毎日新聞・夕刊

    1998年1月13日

    有本忠浩

    特集

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