本書簡録は、1994年春にパリで発見された"Correspondance envoyee"(1870~1877/英文並びに仏文による筆写本/鹿児島純心女子大学蔵)で、明治初期におけるわが国現地外交の実態を知る上で貴重な史料集であり、収録書簡の442通はいずれも鮫島尚信(薩摩藩留学生/1845~80)が弁務使および特命全権公使としてフランスに在勤中、英・独・仏を中心とするヨーロッパ主要国の外相並びに政府要人らに宛てて出した公信・半公信である。
黎明期日本の現地外交実務の態様、近代日本外交形成期における在外公館の位置と役割、それに近代日本の骨格となった諸制度の西洋からの導入経緯などを国外の視点からうかがうことができる。外交のみならず政治・教育・経済・軍事など学際的研究に寄与するところ大。
定価
14,080 円(税込)
本体 12,800円
在庫状況:
在庫あり
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本体 12,800円
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体裁A5判・620頁
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刊行年月2002年05月
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ISBN478420962X
内容
目次
1 原文篇(全書簡を翻刻)
2 翻訳篇(全書簡の翻訳と註釈及び人名・事項索引を併載)
3 解説篇 黎明期日本外交と鮫島尚信(犬塚孝明) フレデリック・マーシャルと鮫島尚信(横山俊夫)
■主要登場人名■
澤宣嘉・大原令之助・田中不二麿・岩倉具視・上野景範・山田顕義・寺島宗則・吉田清成・伊藤博文・青木周蔵・大山巌・西園寺公望 ビスマルク・モンブラン・マーシャル・ブラント・ブロック・シーボルト・パークス・ボードワン・ボアソナード・オイレンブルク
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真辺美佐