幕末維新期の変革に洋学が如何なる役割を果たしたかを射程にすえ、この変革の重要な担い手となった長州藩の洋学の実態に、軍事科学化という側面から迫り、また洋学史的側面からのアプローチにより、長州藩明治維新史研究の空白を埋めることをも目指した意欲作。
定価
7,480 円(税込)
本体 6,800円
在庫状況:
在庫あり
バクマツキチョウシュウハンヨウガクシノケンキュウ
幕末期長州藩洋学史の研究
定価
7,480 円(税込)
本体 6,800円
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体裁A5・284頁
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刊行年月1998年03月
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ISBN4784209670
内容
目次
序 論
1洋学史研究の現状と問題点 2幕末期長州藩洋学史研究の課題
第1編 洋学の受容と展開-藩政改革における洋学の役割-
第1章 天保改革と洋学
1軍政改革と文教改革 2村田清風の洋学観
第2章 安政期軍政改革と洋学
1長崎直伝習生と兵制改革 2挙藩西洋銃陣の実行
第3章 博習堂と洋学
1博習堂の成立過程 2博習堂機能の再評価 3博習堂の教育
第4章 山口明倫館と洋学
1山口講堂と山口明倫館 2軍政改革と山口明倫館 3越氏塾と三田尻講習堂
第5章 長崎伝習生と海軍創設
1長崎直伝習生の派遣 2洋式艦船と航海訓練 3三田尻海軍学校の教育
第2編 洋学の実践-テクノクラートの歩んだ二つの道-
第1章 大村益次郎と洋学
1安政期軍政改革との関連 2慶応期軍政改革における役割
第2章 中島治平と洋学
1出自(朝鮮通詞の家系) 2長崎修学 3藩政改革と建白書
結論-今後の課題を含めて
補論 洋式軍艦の建造
索引(事項・人名)
紹介媒体
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日本歴史4月号
1999年4月
岩下哲典
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史学雑誌108-11号
1999年11月
海原 亮
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日本史研究456号
2000年8月
岸本覚