内容

静岡県袋井市在の曹洞宗専門道場、万松山可睡斎は、全国に四ヵ寺あった曹洞宗の触頭「僧録」の一つで、駿河・遠江・三河・伊豆四ヵ国にある曹洞宗寺院を支配した。そのため、江戸幕府の曹洞宗に対する宗教行政・寺院支配に関する膨大な文書・記録類を残している。各巻に収録史料の解題を付す。

目次

1 寛保元年 遠州佐野郡奥野村長松院雷峯、
                  掛川藩との境界争論に付き届
2 寛保・延享年中 可睡斎廻状留書
3 寛延年中 寺社奉行所よりの触、ならびに寺社奉行所への添簡等写
4 安永年中 三州加茂郡足助村香積寺、
      総持寺輪番請状につき本寺千鳥村千鳥寺と争論一件留書
5~9 天明6年 遠州可睡斎配下寺院本末帳五巻之内一~五
10 寛政11年 遠州可睡斎配下御朱印地寺院
11 天明・寛政年中 永平寺再建勧化一件
                ならびに総持寺転僧派分一件留書
12 享和年中 可睡斎配下平僧寺院法地出願留書
13 寛政・文化年中 公咎跡・録裁跡・出奔跡・遺書不埒跡、
                 於当斎住職申付候定例留書
14 享和・文化年中 遠州山名郡明(名)ヶ島村松円寺
                 御朱印被切破候一件留書
  文化2年 遠州敷知郡三ヶ日村江雲寺御朱印焼失一件留書
15~26 文化2年 可睡斎配下寺院御朱印目録

解題(坂井達朗・鈴木重喜)

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