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内容

欧米の患者の人権運動とともに起こってきたバイオエシックス・生命倫理。20年以上の試行錯誤の歴史をもつ欧米の識者と、ここ10年暗中模索を続けてきた日本の識者が、それぞれの現状を報告するとともに、よりよい医療のための制度のありかたをさぐる。本書は、第20回大学医学部医科大学倫理委員会連絡懇談会記念国際シンポジウム「日米および諸外国の医療についての倫理委員会の在り方」を基に編集されたものです。

目次

・ 「いのちに、科学がどこまで立ち入れるか
」 日野原重明(聖ルカ・ライフ・サイエンス研究所・聖路加国際病院・聖路加看護大学各理事長)

・ 「日本における医系大学倫理委員会の特徴」
星野一正(京都女子大学宗教文化研究所・国際バイオエシックス研究センター・ディレクター)

・ 「日本の医系大学の倫理委員会の機能における管理職の役割」
鈴木章夫(東京医科歯科大学学長)

・ 「医療と医学的研究における倫理委員会の看護からの展望」
Anne Davis[アン・デイヴィス](長野看護大学教授)

・「カナダにおける医療と医学的研究における倫理委員会の役割と運営」
Bernard Dickens[バーナード・ディッケンズ](トロント大学教授)

・「研究倫理委員会-フランスの経験と欧州諸国との比較」
Anne Fagot-Largeault[アン・ファゴ=ラルジョー](パリ大学1正教授)

・「新薬の多国籍臨床治験-倫理的挑戦」
Robert J.Levine[ロバート・J・ルヴァイン](イエール大学教授)

・「病院倫理委員会-その社会的かつ道義的機能についての再検討」
H.Tristram Engelhardt、Jr.[H・トリストラム・エンゲルハート](ベイラー医科大学教授)


・総合討論1 医療倫理委員会の役割、機能、責任をめぐる諸外国の比較

・総合討論2 2日間のシンポジウムで提起された問題点に関する総合討論


・参考資料1 大学医学部医科大学倫理委員会連絡懇談会関連資料
・参考資料2 生命倫理に関する綱領・宣言・ガイドラインなど

紹介媒体

  • 教育医事新聞

    1999年4月25日

    著者

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