外装などに若干のシミがございます。予めご了承ください。

内容

当時わが国の代表的な伝染病院であった駒込病院の勤務医が当直時に書き誌した医局日誌全十一帖(明治32年~42年)から編者(元駒込病院副院長)による脚注を付して翻刻抄録 ※ 連日の如く運び込まれるペスト・腸チフス・赤痢患者の悲惨な状態。医師や看護婦の診察への取り組み、医局内の行事や人事など伝染病をとりまく生々しい実態が活写されている。 ※ 医療史はもとより社会史・文化史・風俗史など近代史の一側面を明かす資料

目次

序(吉田尚)
はじめに-解説にかえて

第一章 ペスト来襲・医員殉職のこと
 明治三十二年(1899)
 明治三十三年(1900)
 明治三十四年(1901)
 明治三十五年(1902)
 明治三十六年(1903)

第二章 日露戦争のこと
 明治三十七年(1904)
 明治三十八年(1905)

第三章 疫病こもごも流行のこと
 明治三十九年(1906)
 明治四十年(1907)
 明治四十一年(1908)
 明治四十二年(1909)

おわりに-編者の独白

参考文献/索引

紹介媒体

  • 日医ニュース918号

    1999年12月5日

  • 日本医史学雑誌第46巻第1号

    2000年3月20日

    新村 拓

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