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内容

鴨川の景観変遷、都市としての京都を生み出した町人の信仰・遊楽や会所への関わり、被差別民の動向、京郊に展開した村落の諸相、さらに落書の系譜にみられる社会や政治に対する人々の認識など、「洛中洛外」の時代に取り組んだ成果

目次

序章 鴨川の歴史的景観-中・近世の文化史的側面から-

第1部 京洛と町人
第一章 福神と招福
第二章 京町人の遊楽と茶
第三章 京都案内記の成立-京見物と寺詣で-
第四章 会所の寄合と町の運営
第五章 寺院と開帳-清水寺の事例-

第2部 中世被差別民の様態
第一章 中世後期の被差別民と権門
第二章 山科家をめぐる散所と河原者
第三章 庭者の系譜-中世後期から近世へ-
第四章 中世被差別民における「業」の伝承

第3部 中世後期の京郊村落
第一章 山城国愛宕郡久多荘
第二章 惣の印・惣の花押
第三章 宇治の番保
第四章 惣村の信仰と芸能
第五章 南山城と織豊政権

付編 落書の系譜 平安時代の落書 落首の完成と落書起請 内乱と落書 落書への対応 落書の弾圧と容認

紹介媒体

  • 京都民報

    1999年8月22日

    細川涼一

  • 日本史研究455号

    2000年7月

    丹生谷哲一

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