内容

※ 通過儀礼とは、誕生・成人式・結婚・厄年・葬式・先祖祭りなどの人生の節目ごとに行われる儀礼のこnと   ※ 本書では、儀礼の様式や形式ではなく、儀礼を通して生み出される親族・地域における人と人の関わりやつながりのあり方、またそのすがたを多くの事例を通してさぐる n

目次

第1章 命の誕生と成長 n女性と出産 ―命の創造と産屋 n小さな魂を護る ―新生児をめぐる習俗 n七つ前は神の内 ―七五三の源流 (ほか2篇) n第2章 子どもから大人へ n虚空蔵菩薩への祈り ―十三参りと嵐山法輪寺 n座に入ること ―丹波の氏神祭祀と成人儀礼 n大人の仲間入り ―京都のエボシギとサンヤレ n祭と若者入り ―近江湖東の成人儀礼 n娘たちの契り ―擬制的な親子と姉妹 n「産む性」の苦悩 ―淡島さまと女人救済 (ほか2篇) n第3章 伴侶を得る nさまざまな婚姻のかたち ―生涯の伴侶を得る方法 n恋を差配する若者達 ―兄弟分と恋愛習俗 n叶えられぬ恋 ―嫁盗みと駆け落ち n生まれかわる花嫁 ―婚礼の不思議な習俗 n結婚式と披露宴 ―婚礼の過去と現在 (ほか2篇) n第4章 人生の成熟と老い n嫁の里帰り ―生家と婚家の繋がり n「ヨメ」から「カカ」へ ―若嫁の立場と役割 n更新される命 ―厄年と祓いの習俗 n豊かなる老い ―祭りと長老 (ほか2篇) n第5章 あの世への旅立ち n死をめぐる民俗 ―弔いの諸相 n死者を祀る ―服喪と位牌分け n死者のための装置 ―墓の諸相と両墓制 nあの世からの客 ―盆と先祖祭祀 n魂の継承と命名 ―先祖の名を継ぐ習俗 (ほか2篇) nnn執筆者:鵜飼均・大野啓・岸田史生・菅原千華・橋本章・政岡伸洋・増田武夫・向田明弘 イラスト:竹添祐子 n

紹介媒体

  • 京都新聞夕刊

    2001年4月5日

  • 朝日新聞朝刊

    2001年5月18日

    「出版短信」欄

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