日本図書館協会選定図書

内容

多発性硬化症という難病におかされ、目も見えず、首から下の感覚もなく、呼吸も微弱な状態で、妻として、母として、真摯にいのちと向き合って生きた女性が、ボランティアの口述筆記によって遺した、神への感謝といのちへの讃歌。

目次

いのちをそっと抱きしめて
あの方と珊瑚
足の思い出
手というものは
夜中に一人起き出し
て 金の指・銀の指・鉛の指
痛みの共感
私にとって存在の価値
真珠
すず虫
神さまからの贈りもの
クリスタル

ふるさと
ボランティアの次の日から
白い車椅子
ストレッチャーに乗って
物語「愛の糸」
器とハート
神の愛から
「Deo Gratias」神に感謝
人生という愛
選びとった時間
ほほえみ
バラの花に思う
話すことも聞くことも、それは愛
やさしい人になりたい
感謝もせずに
『星の王子さま』と私
黄金の言葉
愛のコーティング
手をつないだらいい
小さくされた人々
私がキリストと新たに出会った日
ボーダーラインを越えた時
難病という名の小さくされた人々
私の悲しみ
幸せを運ぶ者
小さく優しいあなた
白い黒熊
小さくされた人々
母の祈り
愛の告白
小さな後ろ姿と天使
手紙
こんな子いるかな?
見えるものと見えないもの
「七星の祈り」のこと
二歳違いのきょうだい
共に生きる
親と子と神様と
答案用紙
名前をつけるということ
一月末、退院した日に
病気の母の祈り
愛しています
あなたとわたしの物語
自己紹介
夫として、父親として

真珠飾りのふた
毛づくろいと毛づくろい
神様が慈子に下さった特別なお恵み
愛しています

阿南慈子さんのこと(上田祥博)
病を得て―あとがきにかえて―(阿南孝也)

あの方と珊瑚(楽譜)
アメリカ花みずき(楽譜)

紹介媒体

  • 週刊テレビ京都

    2000年11月16日

  • 大阪新聞

    2001年12月18日

  • 福島民報

    2001年11月29日

  • 日医ニュース1010号

    2003年10月5日

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