内容

古典俳諧から脱皮し如何にして明治俳諧を革新するかを課題とした子規が、俳句分類の作業を通して、伝統を踏まえつつ新しいものをどのように創造しようとしたかを具体的な作品に則しながら検証した大著n習作・模索・確立・発展・悟入の5期に分け、当該期における作品(約2800句)にそって、特に桜井梅室・芭蕉・蕪村の古句との比較に重点をおき、子規における保守と革新のありようについて再評価を試みた意欲作n巻末には子規俳句初句索引を併載。

目次

序論nn第一部 子規の俳句分類作業の契機と分類法の発送n第一章 子規の「俳句分類」作業の契機n第二章 子規の分類法の発送nn第二部 俳句分類作業を通して見た子規俳句n第一章 習作期(明治二十四年まで)の俳句n第二章 模索期(明治二十五~二十七年)の俳句n1 明治二十五年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と梅室の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n2 明治二十六年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n3 明治二十七年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n第三章 確立期(明治二十八~三十年)の俳句n1 明治二十八年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n2 明治二十九年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n3 明治三十年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n第四章 発展期(明治三十一~三十三年)の俳句n1 明治三十一年の俳句n子規の俳句と芭蕉の発句n子規の俳句と蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n2 明治三十二年の俳句n子規の俳句と芭蕉・蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n3 明治三十三年の俳句n子規の俳句と芭蕉・蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n第五章 悟入期(明治三十四~三十五年)の俳句n1 明治三十四年の俳句n子規の俳句と芭蕉・蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性n2 明治三十五年の俳句n子規の俳句と芭蕉・蕪村の発句n子規の俳句と古句n子規俳句の独自性nn結論n引用参考文献n子規俳句初句索引

紹介媒体

  • 山陽新聞

    2002年2月25日

  • 図書新聞

    2002年3月2日

  • 俳句α54号

    2002年4月1日

  • 俳句文学館383号

    2003年3月5日

    第17回俳人協会評論賞決定についての記事

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