・大阪万博の会場計画に、「お祭り広場」として鎮守の森の概念を取りこんで以来、30年以上にわたり調査・研究にあたってきた著者の総決算
・「鎮守の森はひとびとの生活や生産、信仰や芸能を含む文化複合体である」という観点から、北は津軽から南は沖縄まで、鎮守の森を実際に歩いた探訪記録
・地球環境と自然保護という21世紀を生きる人類への課題ととりくみを、都市にもある緑のオアシス「鎮守の森」の重要性とその現状を通して提言する
定価
1,870 円(税込)
本体 1,700円
在庫状況:
在庫あり
チンジュノモリノモノガタリ
鎮守の森の物語
もうひとつの都市の緑
定価
1,870 円(税込)
本体 1,700円
在庫状況:
在庫あり
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体裁四六・300頁
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刊行年月2003年06月
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ISBN4784211551
内容
目次
はじめに――鎮守の森って何だろう?
1 鎮守の森を歩く――さまざまな素顔
鎮守の森の原点
太陽の遙拝所
森のなかのカミガミ
市街地の海に横たわる「島」
海からの目標となる山
青々と輝く照葉樹林
「国引き」の森
泥の海を日本海に流す
「湖の下に沃野がある」
国土開発のモニュメント
森が壊されていく
「お祭り広場」の原型
ハダシで森のなかを歩く
森のなかに川をつくろう
2 山は水甕 森は蛇口――津軽の森と岩木山
「岩木山を見たい」
山は水甕 森は蛇口
山の神はなぜ田の神になるのか?
鬼とアテルイ
弘前城から岩木山を見る
3 火がつくった国土――伊豆の森と山と島
太陽の国
寄りくるカミガミ
伊豆半島を一周する
御島の神々を尋ねて
伊豆半島を縦断する
4 鎮守の森から山を拝む――若狭の森と神の山
「近つ日向」
若狭を開拓した神々
森から見た神体山
谷深い里の雨乞山
山の神と神領山
神体山が当山
神島が海の領域を決める
5 ある町の鎮守の森の記録――美浜町のヤシロと遙拝の構造
白砂浜と黒砂浜
海を背にして山を拝む
川を背にして山を拝む
海・山・湖を拝む
海を拝む
遙拝の構造
むすび――鎮守の森はなぜなくならないか
展 望――鎮守の森を民俗資料に
紹介媒体
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「産経新聞」夕刊
2003年11月22日
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「福井新聞」
2003年6月24日
「ヤシロと山の関係分析」
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「毎日新聞」
2016年6月26日
中牧弘允
紹介