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内容

庸軒流茶道の祖、藤村庸軒の三男藤村正員(1650~1733)の事跡について、自著『蘭室草』の収録作品(漢詩・和歌など)にそいながら、生涯の動向を歳ごとに明かした異色の年譜考。漢詩にみられる父庸軒ほか一族との交流や、広汎な諸資料にもとづいた京坂の茶人・文人たちとの交わりは、茶道を軸とした近世文化史の一側面を伝える趣きを備えた一書。

目次

自叙詩

年譜 
慶安三(1650)年~享保十三(1728)年

久須見疎安略年譜

年譜
享保十四(1729)年~享保十八(1733)年


付録1 『蘭室詩草』について
付録2 詩歌合について
付録3 庸軒流茶道正員派について
付録4 明福寺観山について


参考文献
人名索引

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