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シカクゲイジュツノヒカクブンカ
視覚芸術の比較文化
大手前大学比較文化研究叢書②
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体裁A5判・256頁
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刊行年月2004年05月
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ISBN478421187X
内容
源氏物語からラファエル前派まで、日欧の古代から現代までの文学テキストと絵画・工芸などとの関わりを、まるで謎解きのように繙いていく。文学と視覚芸術の交差点。
目次
まえがき
Ⅰ
物語絵から物語図へ(武田恒夫)
物語絵/引目鉤鼻─イメージの投影/肖像と類型像/絵から図へ
文芸を着る―和歌・物語・謡曲―(切畑健)
平安時代の文芸意匠/近世小袖における文芸意匠─雛形本─/江戸時代後期の文芸意匠─御所解文様─
むさしの、そして『武蔵野』まで―素描、歴史の風景―(辻成史)
展覧会「もうひとつの明治美術」/美術と同時代文学におけるロマンティシスム/徳富蘇峰の変貌/結論に代えて 野に住む人びと [附論]柄谷行人の「風景論」について
Ⅱ
「美しき諍い女」カトリーヌ・レスコーとは誰か?(柏木隆雄)
映画『美しき諍い女』─テクストから映像へ─/三人の画家 ─フレノフェール、ポルビュス、プッサン/テクストの変遷/史実と虚構と/Sine Baccho et Cerere friget Venus/チェリーニの影/娼婦の幻影
ゴーガン作《デ・ハーンの肖像》に描かれた書物―『失楽園』と『衣服哲学』―(六人部昭典)
総合主義の確立/マリー・アンリの宿屋の食堂装飾/《デ・ハーンの肖像》と画中の二冊の書物/結びにかえて
セレスタン・ナントゥイユ ―フランス・ロマン主義期の挿絵画―(小林宣之)
セレスタン・ナントゥイユの生涯/セレスタン・ナントゥイユの初期挿絵作品
マンチェスター美術名宝博覧会―ラファエル前派拠点の形成へ―(松村昌家)
パリ万国博を契機として/マンチェスターの美術パトロンたち/視覚的美術史のレッスン/ラファエル前派の画家たち
Ⅲ
ジョージ・S・レイヤード『テニスンとラファエル前派の画家たち』(森道子訳)
序言/「ラファエル前派」の起源/ミレイ/ホルマン・ハント/ロセッティ
関連リンク
紹介媒体
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美術手帖9月号(56-854)
2004年9月1日
辻絵理子
new releasesページ
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比較文学第48号
2006年3月31日
斉藤恵子