内容

仮に天(天然現象)地(山水)人(人間の営み)をそれぞれ頂点とする三角形があるとする。
天と人の間に四季折々の行事がうまれるように、人と地、地と天の間にも多様な関係が成立する。
この関係は地域、民族、時代によって異なり、かくて多種多彩な生活文化が形成された。
本巻は、生活に密着した上方文化の伝統や風合いを探って、日本におけるその位置を確かめ、さらに世界各地の生活文化を考察して、文化相対主義とは何かを問う。

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