中世畿内における荘園研究の先駆者の一人である著者が遺した主要な業績を4部構成でまとめる。高野寺領荘園支配の確立過程・紀州における惣の形成と展開・室町時代の興福寺領荘園について・中世大和の声聞師に関する一考察など全16篇・付論1篇を収録
定価
9,900 円(税込)
本体 9,000円
在庫状況:
残部僅少
チュウセイジリョウショウエントドウランキノシャカイ
中世寺領荘園と動乱期の社会
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9,900 円(税込)
本体 9,000円
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残部僅少
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体裁A5判・540頁
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刊行年月2004年12月
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ISBN4784212035
内容
目次
(第Ⅰ部)
一章 室町時代の高野山領荘園について
二章 中世末期の高野山領鞆淵荘について
三章 高野寺領荘園支配の確立過程 ─荒川荘を中心に─
四章 室町時代の高野山領荒川荘について
五章 紀州相賀荘について
(第Ⅱ部)
一章 高野寺領の宮座に関する一考察
付論 荒川荘の下司・公文
二章 紀州における惣の形成と展開 ─鞆淵荘を中心に─
三章 紀伊国隅田荘の在地構造について ─宝治・建長の土地台帳をめぐって─
(第Ⅲ部)
一章 東大寺大仏殿常灯料田畠記録をめぐって
二章 室町時代の興福寺領荘園について
(第Ⅳ部)
一章 筒井順永とその時代 -『大乗院寺社雑事記』を通じてみた一土豪の生涯-
二章 寛正の飢饉と大和
三章 古市澄胤の登場
四章 畠山家分裂のはじまりをめぐって -越中と大和-
五章 山城国一揆に関する一考察
六章 中世大和の声聞師に関する研究
著作目録/解説(編集後記)/索引(人名・事項)
紹介媒体
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日本史研究 528号
2006年8月20日
大河内勇介
新刊紹介欄